具材を鍋に入れてコンロにかけて、さぁ調理開始のはずが。
圧力鍋の様子がおかしい。
始めはシューシューという音がしてたのに、次第に蓋の隙間から水がポタポタと漏れ始める。水滴の後始末でイライラ!しかも料理は固く、柔らかく仕上がらないうえに味もしみてない!
取扱い説明書で確認したら部品交換で復活できる。
さっそく部品を一カ所だけ変えたら元に戻るつもりが、思うように直らずガッカリ。次から次へと蒸気が漏れだすという悪循環。うまくいかずにほとんど交換してしまった。
蒸気と水滴が漏れてた場所
目で確認できるぐらい問題になってる箇所。
最初は2ヵ所だったのが、最終的に3ヵ所になった。
- 圧力鍋ピンが上がらない
- 水滴漏れ
- 蒸気漏れ
ほとんどの場所でおこった。
でも今は調理器具として大活躍してる。
原因はパッキンの劣化か
ほとんどの原因はパッキンにあると思った。
調理だけでなく、室温によってもゴムが劣化する。自分は真夏に県外から引っ越しした後に故障した。たぶん運ばれる時に高温になってたせいだと思う。
まずは丸い形をしたゴムパッキン。
2012年3月に購入して以来、一度もかえたことがなかったゴムパッキン。新品と比較してみたが一目瞭然。色だけでなくゴム自体が柔らかくて弾力の違いがハッキリと分かる。
結果、水漏れがなくなった。
しかし火力をあげると蒸気が物凄い勢いでもれる。
ここを交換することで復活すると信じて疑わなかったのでショックが大きかった。
次は取っ手につける小さなパッキン。
違いが分かる?右側が新品。ここは2014年3月に紛失して交換してたせいか、少しだけ色が違う気もするがも弾力はほぼ分からない程度。とりあえず付け替えて料理開始。
結果、よく分からない状態。
蒸気もれの勢いは少しだけ減った?と感じる程度。
お肉が少しだけ柔らかくなったかな。でも圧力表示ピンが上がらないからダメ!
最後は自動調理スタートバルブ。
この部分が取り外せるって知ってた?
このパーツに関して不具合が起きるなんて考えたこともなかった。名前は自動調理スタートバルブっていうらしい。普段は簡単に取り外せないから蓋についたまま洗ってる。
結果、直った!蒸気の漏れがしなくなった。
全てパッキンを変えたら購入時よりもおもりの立ち上がりが早い。
自動調理スタートバルブの外し方は蓋の裏からグリグリすればとれたよ。古いのは捨てるので手荒に扱っても大丈夫。つけ方は上からゴムを少し伸ばしながら、ゆっくり押し込むような感じでつける。
部品は近所では手に入らず、お取り寄せできる百貨店だと時間かかりそうだった。全部そろってたからネットで注文した。新しくなっただけでおもりの立ち上がりが早く調理の時短になったよ。
パッキンを新品にしたら蓋があかない
蓋がピタッと閉まって楽しく簡単に調理できてよかったですと言いたい・・・
現実は違う!
全力疾走したような気分を味わった。
加熱してないのに蓋をした瞬間にピタッと密着してハンドルが滑らず蓋があかない状態になり悪戦苦闘。今度はやりなおそうとしても動かず何度も何度もやって開いた時は額に大汗かいてた。
商品と一緒についてきた取り扱い説明書が参考になった。
- 洗浄力の強い洗剤で洗うとゴムの劣化を早める
- 油分を完全に取り去ると滑りが悪くなり上蓋の開閉がしにくくなる事がある
- ゴムパッキンに食用油を薄く塗ると開閉がスムーズになる
開閉しにくい原因は洗い方と油分の問題。
現在も洗剤は洗浄力が強いのを使ってる。ただ使う前にキャノーラ油を薄くぬってる。それだけで閉めるのが楽になった。(食用油ならなんでも大丈夫じゃないかな)
取っ手の交換は買い替えを検討
実は私、自動調理スタートバルブを変更する前に取っ手を替えてた。しかも夫に「取っ手が故障した」と力説してた。引越しのバタバタで物にあたって壊れたと思った。
エー、結果ですが・・・
大きな間違いだった。
届いた商品と見比べた時点で「なんとなく直らなそう」と感じたのを夫に言わなかったのは秘密です。劣化して色が変わっても変形してなければ問題なく使えると思う。しかもこのハンドルは部品交換した中で一番高い買い物だった。
まとめ
原因はパッキンの寿命だった。夏の炎天下だとゴムが劣化しやすい!そのまま使うと調理時間が長くなるので圧力鍋の意味がない。すべて交換すると圧も違うし料理の染みこみ度が大幅に変わります。
2012年3月に19,480円で買った。今回の交換費用は14,000円ほどの出費。パーツをかえなくても週1、2回の使用で約4年程つかえた事になる。そして次から蒸気漏れが起こった場合はパッキンだけを買いなおしてダメな時は断舎利予定。
実家にある日本製の無メーカー品は30年以上使用してるけど部品を取り替えた事はないです。(今も製造してるか分からないですが、錘でシューシューするタイプ)形が違うと部品の持ちがいいのかなぁ。